医院ブログ
こんにちは、院長の小出です。
秋から冬にかけてりんごが旬を迎えます。りんごは果肉よりも皮に多くの栄養素が含まれていると言われています。皮つきのりんごは歯ごたえが強く、しっかりと歯が揃っていないと丸かじりは難しい食べものでもあります。
歯(永久歯)は通常28本、親知らずを含めると32本ありますが、それよりも多かったり、逆に少なかったりする人も実は少なくありません。特にお子さんでは、生えかわりの時期になっても「乳歯が抜けない」「永久歯がなかなか生えてこない」といった場合に、本数の異常が隠れていることがあります。
● 歯並びの乱れにつながることも…
「過剰歯(かじょうし)」
過剰歯は本来の数より余分にできた永久歯で、上の前歯や下の奥歯に多く発生します。歯が多いのは良いことのようにも思えますが、実際は骨に埋まったままか、歯ぐきから少し出る程度で、きれいに生えることはほとんどありません。
そのため、永久歯が正しく生えるのを邪魔したり、歯の根を傷つけてしまったりと、思わぬトラブルに繋がることがあります。特に上の前歯に過剰歯があると、歯並びの乱れや前歯のすき間が目立つ原因になることもあるため注意が必要です。
● 乳歯がいつまでも残ることも…
「先天性欠如」
先天性欠如は、過剰歯とは反対に本来の数より歯が足りない状態です。日本では10人に1人と比較的多く、前から2番目や5番目の歯に起こりやすいのが特徴です。永久歯が生えてこないため、大人になっても乳歯がそのまま残ることもあります。
しかし、乳歯は永久歯に比べて根が短く弱いため、将来的に抜けてしまうリスクは避けられません。
● 「乳歯が抜けない」
「永久歯が生えてこない」ときには…
乳歯が抜けなかったり、永久歯が生えてこなかったりするのを放っておくと、お口全体の歯並びやかみ合わせに影響を与えてしまうことも。その場合は矯正などの治療方法があります。
一方で、歯の数の異常は痛みなどの自覚症状もないため、お子さん自身はもちろん、保護者も気づきにくいのが実情です。そのため、「生え変わりが遅い」「歯並びに違和感がある」といった理由で受診し、初めて診断を受けるケースも少なくありません。
したがって、乳歯から永久歯への生えかわりが始まる、6歳前後のタイミングで、一度チェックを受けておくと安心です。
お子さんの歯の生えかわりや歯並びに不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。
コーラル歯科
〒181-0001
東京都三鷹市井の頭1-32-3 1階
TEL:0422-71-3535
URL:https://www.coral-dental.com/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/TdhvmmmyJbaGMTwU8
こんにちは。院長の小出です。
9月1日は「防災の日」。この日は関東大震災が発生した日であることや台風が増えてくる時期であることから制定されました。
災害が発生すると、停電や断水などで普段通りの生活が難しくなるため、お口のケアが後回しになりがち。
しかし、こうした非常時こそ、しっかりと口腔ケアをすることがお口だけでなく、全身の健康を守るカギになります。
● 災害時こそお口のケアが命を守る!
避難生活が長引くと、食事の偏りや生活・睡眠の乱れ、心身のストレスから体調を崩してしまうことも少なくありません。そんな時、お口の中で増えた細菌が食べものやだ液と一緒に気管に入り込んでしまうと、風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症リスクが急激に高まります。
実は、過去の震災においても、口腔ケアの不足が原因とみられる呼吸器感染症が多くみられました。こうした背景から、非常時でもお口を清潔に保てるように、平時から備えておくことが重要です。
● 少量の水でできる!非常時のケアのポイント
水や物資が限られるなかでも、工夫次第でできるお口のケアがあります。非常時に備えて、以下の方法を覚えておくと安心です。
①歯みがき・うがい
一度にたくさんの水を使うより、少量の水で何回かうがいを繰り返すほうが効果的です。ペットボトルのキャップ1杯(5~10ml)を口に含んで軽くゆすぎ、吐き出す動作を数回繰り返しましょう。お茶でも代用可能です。
②歯ブラシがないときは拭き取りケアを
ティッシュやタオルで歯の表面を優しく拭うだけでも、汚れを減らせます。歯みがきシートやウェットティッシュを防災バッグに入れておくと安心です。液体ハミガキや洗口液があれば、より清潔に保てます。
③だ液を増やす工夫も忘れずに
だ液には、お口の中の汚れや細菌を洗い流す働きがあります。災害時は水分不足やストレスでだ液が減りがちなので、しっかりよく噛むことやだ液の分泌を促進させる「だ液腺マッサージ」なども積極的に行いましょう。
【防災バッグに備えたい口腔ケアグッズ】
・歯ブラシ
・洗口液やうがい薬
・歯みがきシートやウェットティッシュ
・デンタルフロスや歯間ブラシ
・入れ歯ケースや洗浄液、安定剤
● 普段のチェックが非常時の安心につながる
いざというときの備えは、防災グッズだけではありません。非常時に困らないためには、普段からお口の状態(むし歯や歯ぐきの腫れ、入れ歯の不具合がないかなど)を定期的にチェックしておくことが何より大切です。
避難生活が長引くと、ちょっとした不調が大きな負担に繋がることがあります。少しでも気になることがあれば、早めに歯科医院に相談しておきましょう。
コーラル歯科
〒181-0001
東京都三鷹市井の頭1-32-3 1階
TEL:0422-71-3535
URL:https://www.coral-dental.com/
Googleマップ:https://maps.app.goo.gl/TdhvmmmyJbaGMTwU8
昨日の暖かさから一転、今日は底冷えのする冬の寒さが戻ってきましたね。
天気予報には雪のマークがついています
積もらないことを祈るばかりです
2月もたくさんの患者さんが来院され、歯科と向きあう幸せな日々を過ごしてきました。
一般的にニッパチ、いわゆる寒い2月と暑い8月はお客さんや患者さんが減る、と言われていますが、
ありがたいことにここ何年もその影響を受けずにいます。
先週は大きなインプラントケースがありました
右上にインプラント治療を計画したのですが、犬歯が鼻の下辺りに埋伏し埋入の妨げになっていました。
数年前から犬歯を抜歯して、そこに骨造成をするために綿密な検査と計画を練ってきたのです。
抜歯をするだけでも大変な症例ですから、骨造成までを医科歯科大学(現東京科学大学)口腔外科の高原先生にお願いしました。
患者さんには入院して全身麻酔下での手術を頑張っていただきました
侵襲の大きな手術でしたが、高原先生の神技で最小限の腫脹と痛みで済んだことは患者さんにとって幸運であったと思います。
こちらのレントゲン写真で分かるように、下顎枝からのブロック骨移植をしたので右上には3本のピンが映っています。
骨造成から約1年待って、ようやく先週インプラントの埋入手術にたどり着いたのです。
右上3、5の骨造成部には既存骨埋入を行いました
自家骨移植ですがやはり骨質は柔らかく、低回転で優しいドリリングを心がけました。
右上1番も骨吸収が顕著で動揺も大きいため、抜歯即時埋入を行っています
前歯ですから仮歯が必須のため、埋入したインプラント間にテンポラリーインプラントを埋めて仮歯を止めています。
ここから数ヶ月間は噛み合わせを念入りに調整し、骨結合の経過を注意深く見ていくことが大切です。
この日はもうお一方オペがありました
そちらはまた後日アップしていきます
今日も徹底的に”安心・安全な歯科治療”を
#日本歯科保存学会認定医
#マイクロスコープを使った精密治療🔬
#歯の保存を第一に
#三鷹 歯医者 コーラル歯科
気がつけば1月が終わり、カレンダーをめくって2月に突入です
今日からは寒気が流入し、明日から最強寒波の到来が予想されているようです。
厚着をしてこの寒さを乗り越えましょうね
2月に入って手術の件数が増えてきています
私だけでなく副院長のオペも増えており、スタッフ総動員で準備に取り組んでいます。
インプラントのオペはもちろんですが、コーラル歯科では圧倒的に歯周外科が多いことが特徴です。
歯を失った部位へのインプラント埋入は、現在の歯科治療においては必須の治療法です。
しかしそれはあくまでも対症療法であり、歯を喪失した原因を探し出し解決する治療ではありません。
その原因が解決されていなければ、インプラントを埋入しても同じことが起こるはずです。
・なぜその歯を失ったのか?
・本当に救う手立てはなかったのか?
まずはそこから検証し、本当に必要だと判断した場合にインプラントを選択しています。
インプラント治療は当院でも日常茶飯事的に行っています。
抜歯即時埋入で骨がほとんどないケースや、大掛かりな骨造成や上顎洞の挙上が必要なケースは、年間800本のインプラント埋入を行うスペシャリストに手術を依頼しています。
99%の歯科医が抜歯と診断するケースでもマイクロスコープを使って丁寧に手当てをすれば、抜歯を回避できるケースはたくさんあります。
患者さんはできれば歯を抜きたくありませんよね?
マイクロスコープを使った精密治療、歯周外科はそのために必須の治療法です。
コーラル歯科では日々そういう治療を行っています
今日も徹底的に”安心・安全な歯科治療”を
#日本歯科保存学会認定医
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