親御さんの言動・行動で歯医者のイメージが決まります
歯医者が「苦手」「嫌い」という方は、大人でもたくさんいます。そうした苦手なイメージの大半は、ご両親の何気ない言動や行動によって植え付けられるということを知っていますか？ 一度苦手なイメージを持ってしまうと、大人になっても歯医者へ足が遠のき適切なケアができなくなってしまいます。
以下ではお子さんに悪いイメージを与えてしまう、親御さんの間違った言動・行動をまとめました。お子さんに誤った先入観を与えないためにも、将来健康なお口を保つためにも、ぜひ参考にしてみてください。
歯医者に行くことを脅し文句に使わない
イタズラなどをしたときに、「歯医者に連れて行くよ」と脅し文句に使わないでください。「歯医者＝罰」というイメージがすり込まれ、イヤなことをする場所というイメージが定着してしまいます。
行くだけ・見てもらうだけと嘘をつかない
本当に行くだけ・見てもらうだけなら問題はありませんが、治療や処置が必要になった場合は嘘になってしまいます。お子さんは「ダマされた」と思いますし、歯医者へ行くのがイヤになってしまいますので、嘘をついてまで歯医者に連れて行くのはやめましょう。
突然歯医者に連れて行かない
いきなり歯医者に連れて行くと、お子さんは心の準備ができず身構えてしまい、イヤな思い出になってしまうでしょう。通院の前には必ず歯医者へ行くことを伝えてあげてください。
緊張しない・不安なそぶりを見せない
子どもは常に親御さんのことを観察しています。緊張したり不安なそぶりを見せたりすると、それを敏感に感じ取ってしまうのです。親御さんが歯医者を苦手でも、いつもどおりにふるまうように努めてください。
治療が終わったら「えらかったね」「ちゃんとできたね」と、ほめてあげましょう。コツは、ちょっと大げさなくらいにほめること。お子さんはほめられることで歯医者に良い感情を抱くようになり、次回もスムーズに通院できます。また、家に帰っておじいちゃんやおばあちゃんにもほめてもらえればさらに効果的です。
